conciliat clavis
ボクはここにいていいのでしょうか
だって ボクでは とどかない
とおくでひとりの あなたに
どうやったら あいされるのか
どうやったら やくにたてるのか
概要:6300という生命体は一つのオリジンを素材にして生まれたクローン群であり、名の通り彼は実験開始後二番目に製造された。五体満足の個体としては台一号である。
想定されていた6300の外見と大きく異なっていた為、長い期間プロトコルの見合わせを行う必要があった。
彼の声のトーンは通常の6300より平均と比較して■■■■■高く、女性的。毛髪は平均と比較して■■■■■長く、6300共通の性質により体組織がその状態を維持する役割を担っている。
足は6300一号の首と同様の機械が搭載されているが、浮遊は出来ず発光のみに留まっている。
製造直後に彼に搭載された側頭部の機械に何らかの障害が発生、重大なクオリアの欠損が見られていた。現在は異常な数値の修正により人間に近いクオリアの復元に成功。
研究所内では最初期に製造された6300四体による総司令部の一員であり、主に記録・連絡・外交を任されている。
6300共通の性質:体組織が常に製造直後の姿を保つように作用する為、老化や成長などはしないと考えられている。
体内液は平均的な人類の半分以下の質量であり、常に腐敗したような黒や灰に近い濁った色で無味無臭である。
心臓に相当する臓器の位置は個体それぞれ。総司令部に所属する個体の急所はどれも心臓に近い位置にある。
が、後述する側頭部の機械が第一の心臓の為、あまり重視されない。
側頭部の機械について:健康管理や生存維持を補助尾する機械。
ヘッドホンに類似する造形をしているが、コード等は見当たらない。
頭に埋め込み中枢神経と接続させる事によって通常の6300を6300一号の完全管理下における。
主に製造直後の6300の思想・知識の最適化、位置情報や行動の把握等に利用されている。
彼の側頭部の機械は試作品段階の物であったため受信する信号に当人が影響を受けやすく、6300一号が彼にアクセスを集中させれば行動を制御する事も可能。
総司令部:6300一号、6300二号、6300三号、6300四号の四体で構成されている総司令部。イレギュラーな個体達。
6300一号の管理下にあるにも関わらず違う視点で思考が出来る為、プロトコルの補佐目的に招集された
以下、インタビュー記録
Q. 結局「なにか」って何?
A. ヒト型のクローンです。
オリジン由来の「源泉」と呼ばれる胎から不定期に生産されます。
側頭部の機械は健康管理に利用されています。
ボクほど見た目がオリジナルから逸脱している個体は…他にないようです。
Q. 見た目はどうしてそうなってるの?
A. これは…兄さんが昔言っていた事なのですが。
ボクはオリジンに ばれた、のだと。だから があるのだと。
そのためだそうです。よく分かりませんが。
…ボクたちには性 がありません。オリジンの 別がどちらなのかは、
誰 からない。その で…ボクだけ極度に 的、なのは。
Q.
A. ボク、オリジンは なのではないかと予想していて。
その上で、 ったんだと思います。
兄さんは していました。ボクは直接会ったことはありませんが。
はその はないのでしょうか。
ボクはオリジンの な に引き継いだ、
それが れたということなのでしょうか?
オリジンは いる?
Q. 貴方の目的は?
A. ハッピーエンドです。ボ クは
兄さんの ヒロイン。
備考:彼は『先天的に与えられた数字』が存在に多大な影響を及ぼしている個体です。